御 挨 拶




西南学院中学校・高等学校


校長 中根 広秋



このたび、伊原幹治校長の後任として中学校・高等学校校長に就任いたしました中根です。どうぞよろしくお願いいたします。


西南学院は1916年、キリスト教の精神を基盤とした学校をつくり、将来を担う心豊かな若者を育てたいという創立者C.K. ドージャー先生の願いによって建てられました。建学の精神は創立者の遺訓Seinan, Be True To Christです。私たちはこれを「西南よ、キリストに忠実なれ」と訳し、大切にしています。


「キリストに忠実」な教育とはどのような教育でしょうか。たとえば、聖書に次のようなイエスの言葉があります。


「あなたがたも知っているように、異邦人の間では、支配者と見なされている人々が民を支配し、偉い人たちが権力を振るっている。しかし、あなたがたの間では、そうではない。あなたがたの中で偉くなりたい者は、皆に仕える者になり、いちばん上になりたい者は、すべての人の僕(しもべ)となりなさい。人の子は仕えられるためではなく仕えるために、また、多くの人の身代金として自分の命を献げるために来たのである。」(マルコによる福音書10章42~45)


この世には人の心や社会の平和をおびやかすさまざまなものがあり、悩みや苦しみがあります。現に私たち自身が悩んだり、苦しんだりしています。しかし、イエスは、自分自身のことだけでなく、他者と共にあれ、隣人に仕えるものとなれと語ります。それはとても高い要求のように思われます。しかし、それを受け止める高い志こそが私たちの未来を切り開く、そのように私たちは考えています。


私たちの願いは、将来のこととして、本校に学ぶ生徒一人ひとりの賜物(能力や個性)が生かされること、そして彼らが自分自身を大切にするだけでなく、身の回りの人々のこと、さらには社会や世界の状況を考え、よりよい社会や世界を作り出すために、平和を作り出すために何かのできる、心豊かな人として成長することです。


中高生にとって最も関心のある大学進学に関しても、将来の生き方について深く考え、志を持って学習に取り組んでもらいたいと願っています。学習面ばかりではありません。本校独自の教育プログラムであるチャペル、学校行事、部活動なども大切にしていってもらいたいと願っています。なぜなら、本校で学ぶすべてのことが将来の志を育むからです。


このような本校の教育理念及び目標をご理解いただければ幸いです。


教職員一同、今年度もよりよい西南の教育を目指して歩んでいきたいと存じます。




※このご挨拶は中学校・高等学校のHPより一時的に転載使用しております。
  正式なものは、後日差し替えの予定にしております。